木になるはなし

ドングリ〜クヌギとコナラ〜

ドングリ〜クヌギとコナラ〜

学名:Quercus Acutissima(クヌギ)
学名:Quercus Serrata(コナラ)

どんぐりコロコロどんぶりこ、お池にはまってさあたいへん!”なつかしい童謡に歌われている“ドングリ”の実、みなさんご存じですよね。でも、“実”ではなく“木”となるとどうでしよう?
多くの人が「どんな木だっけ?」と考えこむのではないでしようか。

ドングリ〜クヌギとコナラ〜
じ つは、クヌギ、コナラ、カシワ、アラカシ、シラカシなど、プナ系の木の多くは“ドングリの木”なのです(ただしブナの実はソバの実を大きくしたような形を しており、ヤマソパと呼ばれます)。なかでも代表的なのはクヌギ(櫟)とコナラ(小楢)。クヌギは“国木”から転じたといわれる日本を代表する木で、切り 倒しても株元からすぐに萌芽してくる強い木。コナラもまた雑木林の主役。春には新緑の息吹きを、秋には紅葉が目を楽しませてくれます。

どちらもかつては薪炭材としても利用され、各地の雑木林でまわりの人たちの生活と密着していました。皆さんも子どものこう、ドングリをポケットいっぱいに拾って遊んだことがあるでしよう?
長楕円形のコナラの実はやじろべい向きだし、コマを創るには親指大で球形のクヌギが最適。「どんぐりころころ」のドングリは、おそらく丸くて転がりやすい クヌギの実でしよう。また、リスやムササビなどの動物や、キジバト、オシドリといった鳥や昆虫などにとってはドングリは貴重な食料。野生の木の実としても 栄養価が高いのです。

かつての雑木林は幼くしては虫取りに興じ、大人にとっては生活の糧でもありました。ぜひとも残しておきたい日本の自然です。 さあ、たまには近くの雑木林か公園に出かけましよう。童心に戻って、ドングリと遊んでみてください。
データ

クヌギ、コナラのいずれもブナ科コナラ属の落葉樹。

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