木になるはなし

ツバキ

ツバキ

学名:Camellia Japonica L


年が明け、寒さはいちだんと厳しくなる頃、ひときわ目立つのがツパキの花。ウメ、ロウバイとならんで、早春の代表的な樹木のひとつです。

ツバキの「ツバ」は古語で「光沢のあるさま」を指し、学名のとおり日本原産の代表選手です。学名や英名の「カメリア」は、17世紀のチェコスロバキアの宣教師カメルスから命名されたものといわれ、その後、欧米へ紹介されました。

ツバキ
花の美しさはご存じのとおり。種子を絞った油は調理用、工業用、化粧用に、材は木槌、木魚、印鑑などにも使われることも広く知られています。フランスの代表的なデザイナー「シャネル」のコーサージやブローチが、ツバキをモチーフにしているのは有名ですね。

また、常緑樹ゆえ、葉が落ちないのは魔力をもつためと信じられ、これを奉る風習も一部にありましたが、花の落ちるさまが縁起が悪いと嫌われる傾向もありました。

ともあれ、自然に咲くツバキの様子を芭蕉は次のように詠みました。

落ちざまに 水こぼしけり 花椿
芭蕉


データ

常緑広葉樹
開花時期:1月〜3月
花の色:紅、白、ほか

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