木になるはなし

クロマツ
クロマツ

マツ(松)

学名:Pinus thunbergii(クロマツ)
学名:Pinus densiflora(アカマツ)

お正月には皆さんの家でも、新年を祝って家の門口などに「門松」を飾るのではないでしょうか?木の梢には神が宿るとされることから、門松には、“神の宿られる場所=依代(よりしろ)に年神を迎えて祭る”という意味があるそうです。

アカマツ
アカマツ

縁起のよい木であるマツは、長寿のシンボルでもあり、昔から日本の風景を代表する木として親しまれてきました。 なかでも、日本のマツを代表するのがクロマツとアカマツ。クロマツは主に海岸に生える高木で、三保の松原、天橋立などの海浜の景勝地にみられ、盆栽として も欠かせません。一方、アカマツは山野に多く生え、アカマツ林ではマツタケ狩りが楽しめます。

クロマツは樹皮が黒く、別名「雄松」、アカマツは樹皮が赤く別名「雌松」と呼ばれており、謡曲「高砂」のマツはクロマツが主幹で、それにアカマツが寄り添う「相性の松」です。

マツは、かつては城の建材としても重宝され、脂分が多いことから松明(たいまつ)にも使われました。現在でも砂地に強いクロマツは、砂防や防潮林として利 用されています。また、マツの幹から分泌されるマツヤニは、インクのにじみを少なくする効果があることから、洋紙に使われたり、防水材、木造船の目止材な どとしても利用されています。

ところで、皆さんも小さいころ、マツボックリで遊んだ経験があるのではないでしょうか。マツボックリは、マツの実にあたる部分です。マツは風の力を借りて 受粉し、2年から3年かけて、大きなマツボックリをつくります。そして成熟したマツボックリは空気が乾燥する秋ごろ、大きくその傘を開き、地上に種を振り まくのです。地上に落ちたマツボックリを拾ったら、水につけてみてください。湿らせると傘がしぼみ、乾燥させれば傘は開きます。ときにはこんなことで遊ん でみるのも、面白いかもしれませんね。


データ

秋の山を黄葉で染めるカラマツは、落葉するので落葉松とも呼ばれるが、いわゆるマツ(Pine)の仲間ではありません。

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