木になるはなし

プラタナス
“すずかけの木”の実が若葉の間に
みえる

プラタナス

学名:Platanus Orientalis

プラタナスを知っていますか。街路樹に多い樹です。独特の香りがあり、葉の大きさは、最近引退した巨漢力士、小錦の手のひらサイズ、樹皮は淡緑と白色のまだら模様、真ん丸の実が鈴を懸けたようにいっぱいぶらさがるので、別名“すずかけの木”とも呼ばれます。

作業中の街路樹
高所作業車による夏季剪定
作業中の街路樹(外苑東通り)
伊藤忠商事(株)東京本社のある国道246号線の青山一丁目から赤坂への街路樹もこの樹です。落葉樹ですから、冬には葉は落ち日当たりがよくなりますが、毎年、夏と冬、剪定作業を行っていると、さまざまな人たちから話しかけられます。

「木陰がなくなるから伐らないで!」とか、「なぜ伐るの?樹がかわいそう」とか。一方、そこでお店を開いている人からは「冬に葉がいっぱい落ちて掃除がたいへんだから思い切り伐っちゃってくれよ」と。





作業中の街路樹
剪定後のプラタナス並木
(外苑東通り)
さてさて、プラタナス自身はどう思っているのでしょうか。なんにせよ、街路樹はたいへんです。いつも排気ガスで 真っ黒だし、くくりつけられたステ看板の針金がめり込んだりもします。どんなに暑い夏も、雨水だけをたよりに、みんなのために緑を繁らせて木陰をつくり、 がんばっているのに。

家の前に街路樹があったら、たまには水をあげてください。夏、木陰で休んだら、「街路樹ありがとう」と言ってあげてください。
街路樹は偉い!




データ

バルカン半島からヒマラヤに自生し、古くから街路樹や庭木としてヨーロッパに栽培された。葉の形がモミジに似ているモミジバスズカケノキ(学名:Platanus hispanica)も街路樹によく便われている。

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