木になるはなし

ヒノキ(愛知県鳳来寺山)
ヒノキ(愛知県鳳来寺山)

ヒノキとサワラ

学名:Chamaecyparis Obtusa(ヒノキ)
学名:Chamaecyparis Pisifera(サワラ)

 

サワラ(愛知県面ノ木峠)
サワラ(愛知県面ノ木峠)
湯煙にかすむ雪景色を眺めながら、ゆっくりとつかる温泉はまた格別ですが、それがヒノキ風呂であったならなおうれしいところ。
湿気に強く、白く艶があり、香り高いヒノキ。現存する日本最古の本造建築「法隆寺」の建材であるなど、建築材としても重宝されています。

ところで、ヒノキ風呂には欠かせない桶の材が、実はヒノキではないことをご存じでしょうか。桶の材はサワラなのです。
ヒノキとサワラの樹は外見もよく似ており、遠目ではまったく区別がつきません。見分けるポイントは、葉先に丸みがあるのがヒノキ、尖っているのがサワラ。
いずれも日本原産で、学名の名付け親はなんと、かのシーポルト。サワラはヒノキよりも水湿に強いとされ、“ヒノキ風呂”より“サワラ風呂”のほうが、より高級とされているとか。
今度温泉に行かれるときは、ぜひサワラの“桶”にも気をとめてみてください。

データ

いずれもヒノキ科 常緑針葉樹
ヒノキの名は「火の木」の息で、古代、この木をすりあわせて火を起こしたところからきているといわれる。 サワラは「さわらかな(すっきりしている)木」を略した名前。ヒノキに似ているが、樹形にすき間が多く、幹や枝がよく見える。

ページのトップへ戻る