木になるはなし

ハギ(萩)

ハギ(萩)

学名:Lespedeza bicolor var.japonica



花札のハギは旧暦 7月の図柄
花札のハギは旧暦
7月の図柄
ハギは日本の秋の訪れには欠かすことのできない植物として古くから親しまれ、万葉集では140首も詠まれている 人気ブランドです。秋の七草では筆頭に数えられ、名前も木へんではなく草かんむりに秋の“萩”という和製漢字ができたほどですが、実はマメ科の、れっきと した樹木なのです。株から多数の芽をだすことから「生え芽」、ここから「ハギ」と呼ばれるようになったそうで、別名「ヤマハギ」とも呼ばれます。

山野に自生するヤマハギは日本原産で全国に分布しており、花は紅紫色で地味ですが気品があり、花言葉は「思案・内気」。根が横に広がって張るので、斜面に植えると地崩れ防止になるだけでなく枝先がきれいに垂れて見栄えがします。
ハギ(萩)
ハギは秋の季節感をあらわす代表的な題材のひとつですが、花札の図柄にもあるのをご存じでしょうか?花札にはトランプのように数字は記されていませんが、12種類の季節の木や花があらわす「月」から数字が読み取れるようになっています。

江戸時代には1月から10月までの花札を利用して西洋渡来の「おいちょ・かぶ」が流行しましたが、やがて幕府によって禁止されたそうです。花札の図柄は けっこうおもしろく、当時の季節感が感じられます。


ちなみに、1月=松 2月=梅 3月=桜 4月=藤 5月=菖蒲 6月=牡丹 7月=萩 8月=ススキ  9月=菊 10月=モミジ 11月=柳(雨) 12月=桐となります。

萩は7月ですが新暦では8月、季節の変化を早めに感じ取る日本人の季節感では秋なのでしょう。
データ

庭や公園によく植えられるミヤギノハギはやや大きめの紅紫の花をつけ、変種のシロバナハギは白い花をつけます。

ページのトップへ戻る