木になるはなし

アメリカデイコ

アメリカデイコ

学名: Erythrina crista-galli

6月から9月、開放感あふれる夏の盛り、パステルカラーの緑葉に負けじと真っ赤に咲き誇っているのがアメリカデイゴです。日本へは江戸時代に渡来したそうですが、情熱的な熱帯をしのばせる深紅の蝶形花の様子は、たしかに原産地がブラジルだと納得させられます。

アメリカデイゴは煙害、潮風、病害虫に強く、やせ地でもよく育つので、生命力に満ちあふれる樹木として、日本でも街路樹や庭木として植えられています。また、別名「カイコウズ(海紅豆)」とも呼ばれ、鹿児島県の木として親しまれています。


アメリカデイコ
南国生まれのわりには比較的寒さにも強く、東京ディズニーランドに続く海岸沿いの道路でも、椰子の木と一緒に街 路樹として植えられ、南国ムードを醸し出しています。また、伊藤忠商事が開発した淡路島洲本のヨットハーバーと、保養地「サントピアマリーナ」にも街路樹 としてみごとに生かされていますから、ぜひ一度出かけてみてください。英名でCommon Coral Treeとも呼ばれ、「珊瑚礁の南海の木」というのが、この保養地のイメージにぴったりですてきです。

一方、沖縄の県花として親しまれている「デイコ」は、葉の出る前にまず朱色の花が、バナナの房のように連なって色鮮やかに開きます。ただ、残念ながら寒さ には弱く、本州以北での路地栽培は無理なようです。デイコはインド原産ですが、沖縄が海洋王国として交易盛んな時代に渡来しました。デイコが初夏のひとと きだけ咲くのに対し、アメリカデイコは夏中咲きつづけるのが特徴です。

身近に楽しめるトロピカルムードの花として、この夏はアメリカデイコを楽しんでみませんか。
データ

アメリカデイコの花は、メキシコではサラダや煮物など、食用にも利用されています。

ページのトップへ戻る